古賀 政男

2012年03月12日 22:47

今朝は代休日、親父と一緒で休みだったかあちゃんに相談した、愛猫「みつる」くん、今朝は肩で息をしているしもう、起き上がって餌を食べに行くのも2日見ていない、隻眼の大けがをしてから重度の口内炎と昨年後ろ足の肉と皮が後ろ方向に剥けたのは喧嘩じゃなくて車に轢かれたのかな、今まで飼った飼い猫の中でこんなに重篤な状態になった猫を我が家で看取った事は無かった。

普通なら猫は隠れるというが、今日動物病院で見た月刊誌では「猫は病気や怪我をすると弱っている間に襲われないために安全な場所に隠れるが、回復しないまま死ぬ場合がある」と書いてあった、これが猫のお隠れで今までの猫はそうして家族の前から姿を消していた。

しかし、「みつる」くんは、自宅で重篤な状態になってしまったのでお隠れできなかったのだ、かあちゃんと相談して安楽死させることにして動物病院に出向くことにした。

今まで寝ていた環境そのまま連れて行きたくて、毛布の上にバスタオルのままアトレーの後席に乗せて我が家を走り出しました、今まで前後ろ足一本ずつでしか不自由に歩けなかったのに、毛布から降りて座席の下に潜り込もうとします、かあちゃんに「カゴに入れちゃれ」と言って車を停車させたら、不自由な体でサイドブレーキの所からなんと、運転している私の膝に乗ってきました、何かを伝えたかったんでしょうか?

かあちゃんがカゴに入れると静かになりました、動物病院に到着です、先約を待ち診察室に入り先生に症状を伝え安楽死をお願いしました、その間も口からは黄色く臭い膿があふれて看護婦さんの袖を汚すほどです、診察台の横にあるティッシュをとり、膿をぬぐいながら先生にみつるをお渡ししました。

程なくして診察室に呼ばれ、前足に刺された点滴用注射器から筋弛緩剤の注入です、みつるは不自由な前足立ちから悟ったように私に顔を向け自ら横になりました、先生の説明で薬剤の注入です、隻眼だった片方の右目が私を見ています、しだいに瞳孔がが開き終末を迎えました、左側にあるティッシュを取っては目をぬぐうことしきり、パンチの古賀親父が涙を隠せません。

安楽死については賛否あるでしょうが、隻眼で口内炎で膿が出てキャットフードも食べられない状態で後ろ足の化膿で夏になればみつる君も苦しむ、雄猫として外に出かけて猫の春も迎えられない状態でしたのでかあちゃんと相談の上での決断でした。

娘達には相談していなかったのですが、まずは嫁に行った「蛍」仕事場でお別れ、「にゃん次郎」の仕事場でお別れをして自然に帰ってもらいました、あまり拝んだり埋葬したりすると猫から昇華出来ないと聞きましたので。

動物病院のカルテには「みつる」くん6歳と確かに書いてありました、たかが伝票ですが捨てられませんねーみつる君の生きた証です。


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