時代の流れか

古賀 政男

2025年02月05日 07:20

46年間の「町の電気屋さん」を昨年終えた私が驚きのニュースを目にした、「2026年度末までに抜本的対策」パナソニック、テレビ撤退検討と言うものである。


昭和55年から60年くらいだったと思うが、まだビデオデッキ(「VHS)は普及しておらず、カラーテレビの価格が下がってきて一家に1台が一部屋台になり始めたころ、「ウルトラ訪販」って企画を毎週金曜日にやっていた。

朝礼で今日販売するテレビの台数を自己発表して、竹刀でカラーテレビの空箱をパッキンタタキと言って叩いて気合を入れ、目標行かなければ夜9時くらいまで販売して(決定権のあるご主人が帰るまで)会社に戻っていた。

当時は台数を稼ぐなら13型 14型のブラウン管カラーテレビ、私は最高1日7台販売したことがある、それから1週間は販売したテレビを置く部屋にアンテナ線を配線して、次に売りたい部屋を探したり、次週の訪問販売先を見つけていたものである。

時代は流れ、ビデオカメラ コンデジカメラも町の電気屋さんの専門分野ではなくなり、電気屋さんと言えばカラーテレビで液晶テレビではじめのころは32型が22万円→18万円→15万円→12万円→10万円と値段が下がり、一時は4万円を切り部品の高騰で5万円だったが、今朝のディスカウントショップのチラシを見ると18,800円だって、これじゃ電気屋さんでテレビ買わないよねー、必然的に最初に書いたパナソニックのテレビ撤退検討になるのだろう。

いい時期に商売をしてきたが、いい時期に仕事を終えたと思う、これからはあまり相手をしてやれなかった嫁と二人でお財布の許すところで行きたいところに行って美味しいものを食べて過ごそうと思っています。


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