釣りアホ日記のブログ

他所の会社でも朝会時、接客五大用語などを唱和することがあるだろうが、自社もそうである、数年前逝去された会長から、商売人の初心として教えられたことがある。


「いいか、古賀君、商売はな、お客様に挨拶をするときに私は貴方を殴りませんよと利き手を反対の手で隠して前に組み頭を下げるんだよ」と、さらに「腕を後に組んで挨拶するなどもってのほか、高圧的に見えるし何より後に何を持っているかお客様には解らんからな」と。

ところがである、恥ずかしながら自社の接客五大用語の唱和でも後ろ手のままのものがいる、先代が存命なら雷が落ちるところだろうが、時代の流れか誰も指摘しない、私もその立場ではないので口は出さないが、間違いなく前に手を組んで挨拶する社員の営業力は他の社員を上回っている。

多分会長は「松下幸之助」の言葉からこの挨拶を私に教えてくださったのだと思う、最近ではコンプライアンスだの横文字羅列の用語が横行しているが、高い金を払ってビジネスマン講座を受けても第一に挨拶を教えてくれそうなものだが・・・。

昨日も指名の商談が2件、事務員も「古賀さんだけ何故？」って顔をするが、40年の接客の蓄積だよ、今朝も浴室脱衣暖房の商談が入っている、オール電化のお宅だが、暖かさをアピールしてガス温水暖房機も提案する、こちらが売りたいものではなく、お客様の役に立つものを提案する、そして喜ばれた商品から次の商売が繋がるのだ。

おかげさまで、午前の商談、ガス温水式浴室暖房機受注しました。